地域の現場から学ぶまちづくり-富山市「大山行政サービスセンター」の視察と課題解決ワークショップを実施
2026年7月28日、本学の「地域課題探求講座」受講生および経営情報専攻のゼミ生を対象に、富山市職員の方をお迎えした実践的な連携プログラムを実施しました。
本プログラムでは、富山市の「大山行政サービスセンター」での施設見学をはじめ、同センター会議室での講義や質疑応答、大学キャンパスでのワークショップを実施。富山市が進める先進的なコンパクトシティ政策や官民連携(PPP/PFI)について、現地視察での気づきをもとに学びを深めました。
【「大山行政サービスセンター」の視察と講義・質疑応答】
プログラム前半では、富山市の大山行政サービスセンターを訪問し、施設の見学を行いました。大山地域では、行政機能の集約や資料館の複合化のほか、解体後の公有地(余剰地)を活用した民間事業者との連携(ドラッグストアの設置など)といった、先進的なまちづくりが進められています。
学生たちは実際の現場を見学しながら、複合化や地域連携の取り組みを体感。続いて行われた同センターでの講義では、富山市が直面する都市課題(割高な都市管理コスト、類似公共施設の重複、インフラの老朽化など)や、それに対するコンパクトシティ政策、PPP/PFI手法などの取り組みについて整理しました。質疑応答では、富山市の担当職員の方に対し、施設の運用や地域における役割、行政の取り組みについて質問を行い、現場のリアリティに触れる貴重な機会となりました。
【大学でのワークショップと解決策の発表】
視察後、大学へ移動して、今回の講義内容に関するワークショップを行いました。未来の理想像から逆算して課題解決策を導き出す「バックキャスティング思考」を活用。現地で見学した「大山地域」や「大沢野地域」を対象に、グループごとに多世代交流拠点の企画や行政の説得戦略、スマートシティ構想などのテーマに分かれ、地域の理想像や解決策について活発な議論を重ねました。
ワークショップの締めくくりとして、各グループが考案した地域課題の解決アイデアについて発表を行いました。「財政負担を抑えつつ地域住民が集える空間づくり」や「民間活力を取り入れた多世代交流拠点」など、視察で得た知見と自由な発想を融合させたさまざまな提案が出されました。
発表後には、富山市職員の方からそれぞれの提案に対する丁寧なコメントやアドバイスをいただき、行政の現場視点からの温かいフィードバックを通して、学びをより一層深めることができました。
参加した学生からは、「実際に現地を見ることで課題や取り組みへの理解が深まった」「職員の方からのコメントを通じて、地域課題を自分ごととして考える良い機会になった」といった感想が聞かれました。
本学では今後も、地域の現場と連携した実践的な教育機会を提供し、地域課題の解決に貢献できる人材の育成に取り組んでまいります。

富山市「大山行政サービスセンター」の施設見学後に、会議室で説明を受ける学生たち。