2025.12.18
研究・授業
未来の富山を考えるー実社会とつながる学びを体験
令和7年12月10日、本学経営情報専攻・佐々木ゼミでは、財務省北陸財務局富山財務事務所の職員を講師に迎え、講義・セミナー「フューチャー・デザイン~“とやま”の未来に向けて考えよう~」を実施しました。
本セミナーでは、将来世代の視点に立って社会や地域の課題を考える「フューチャー・デザイン」という考え方を学びました。学生たちは、2050年の富山県の人口推計などのデータをもとに、自分自身が未来の住民になったつもりで、これからの富山の姿を想像しました。
ワークショップでは、まず一人ひとりが考えた意見をポストイットに書き出し、その後、グループで共有しながら議論を深めました。環境、地域の活力、暮らしやすさなど、さまざまなテーマについて意見を交わし、最後には「未来の立場から、今の私たちに何ができるか」という具体的な提言をまとめ、発表しました。
参加した学生からは、「未来の人になりきって考えることで、今の行動の大切さに気づいた」「富山の未来を真剣に考える貴重な経験になった」「これまでにない視点で、楽しく学ぶことができた」といった声が寄せられました。
本学では、講義で知識を学ぶだけでなく、実社会の課題に向き合い、自分の考えを言葉にし、他者と対話する学びを大切にしています。今回のセミナーは、地域や行政と連携しながら、将来につながる力を育てる本学の教育の一例です。

北陸財務局富山財務事務所職員による講義

グループ学習の様子