2025.06.06
研究・授業
「障害とアクセシビリティ」をテーマに特別講義を開催しました
今年度の新入生を対象に「障害とアクセシビリティ」をテーマとする特別講義を6月3日(火)に東黒牧キャンパスで開催しました。
この講義は、社会に生きる私たち一人一人が障害への無理解や差別を失くし、障害を身近な問題として捉え、共生社会について考えることを目的としています。
本講義では、富山大学教育 学生支援機構 学生支援センター・アクセシビリティ・コミュニケーション支援室より栗林睦美先生をお招きし、所属大学での実践や特別支援学校での勤務経験を元にご講義いただき、当事者の困難性や対応のあり方について様々な視点から考えるきっかけとなる内容でした。
講義後、出席した学生からは「障がいのある人にとって社会的障壁は身近にたくさんあり、それらを改善していくことで当事者だけではなく妊婦さんや高齢の方など多くの人にも過ごしやすい環境になると感じた。」「障害がある方であっても一人ひとり障害の度合いや症状が異なっていることに気をつけ、適切な配慮をするべきだと思った。」「今回の講義を聞き、障害の有無にかかわらず誰もが人格と個性を尊重しあう社会になって欲しいと感じた。」「誰に対しても思いやりを持ち、相手の立場を尊重した接し方が大切だと思った。多様な障害への理解を深めることがこれから必要になってくると感じた。」などのコメントがあり、学生たちの障害理解や新たな気づきにつながっているようでした。
本学では、今後とも引き続き、障害の有無にかかわらず誰もが学びやすい学修環境の整備に取り組んでいきます。