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2021.12.06 研究・授業

「地域観光論」で城端蒔絵十六代 小原治五右衛門氏が特別講義

11月16()の観光専攻科目「地域観光論」で、城端蒔絵第十六代 小原治五右衛門氏が「城端人として生きる」と題した特別講義を行いました。小原さんは446年間続く南砺市城端の蒔絵師の家に生まれ、2019年に十六代治五右衛門を襲名されました。

代々の小原治五右衛門の作品は、従来の蒔絵で用いてきた金・銀以外の色を出すことや描いた生き物が本当に生きているような表現を特徴としてきました。また、単に漆や蒔絵の技だけではなく、先人の心をも伝えることに力を注いできました。

一方で、各代の治五右衛門は生きた「今」を伝えるために、革新的な技術を取り入れてきました。小原さん自身も2013年に脱皮する蛇を描いた作品をコンクールに出品したことが大きな転換点になったそうです。その作品は国内のコンクールではグロテスクと捉えられ落選しましたが、ニューヨークのメトロポリタン美術館の学芸員が脱皮=成長を意味することを理解し評価してくれたことで、海外の展覧会に出品できるようになったとのことでした。

また、城端曳山祭に関しては、①曳山のデザインと塗りを担った七代治五右衛門と曳山の御神像を作った荒木和助の二人が約300年前に出会ったおかげで成立したこと、②傘鉾+庵屋台+曳山がワンセットになっているところは城端以外にほとんどなく、このことが高く評価されて世界無形文化遺産に登録されたこと、③10年前から曳山や御神像の修復に携わってきたこと、④曳山は坂が多く狭い道が多い城端のまちに合わせて設計されていること、⑤曳山連合会長や城端小学校PTA会長になり、当事者意識を持って曳山などの伝統行事を受け継いでいきたいと考えていることなどを話されました。

末筆ながら、展覧会等でお忙しいなかお越しいただいた小原さんに厚く御礼申し上げます。城端曳山祭はコロナ禍で2年間中止されましたが、2022年こそ開催され、末永く伝統が受け継がれていくことを願っています。

 

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