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TUINSからのお知らせ

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2021.11.22 図書館

第2回『TUINS Book Cafe』(2021年・秋冬シーズン)を開催しました!

TUINS Book Cafe』とは教員がカフェ・オーナーとなり、教員自身が「学生時代に読んでおいてよかった!」「この本を読んで人生が変わった!」…など「とっておきの1冊」を選び学生の皆さんに紹介するという企画です。

1115()に開催された第2回『TUINS Book Cafe』では、観光専攻の大谷友男先生をカフェ・オーナーに迎え、大谷先生の選書である『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(菊地高弘(著)、イースト・プレス)をご紹介いただきました。

かつての国民的娯楽であったプロ野球の中でも圧倒的主流派であった「巨人ファンはどこに行ってしまったのか」という視点から書かれたもので、かつて巨人ファンであった人々が「なぜ、巨人ファンをやめ、巨人ファンであることを公言しなくなったのか(サイレントマジョリティ=『物言わぬ多数派』になってしまったのか)」、その理由を徹底的にリサーチすることで、今後の野球界の行く末を占う、というのが著者の目的です。

プロ野球チップスに付いている野球カードの「あたり」で当時の広島カープのスター選手であった山本浩二選手のパネルをもらったのがプロ野球との最初の接点であり、それ以降、ライオンズやジャイアンツの帽子をかぶっていた小学生時代、ファミスタの「スーパーカー・トリオ」に惹かれて大洋ホエールズ(DeNA)ファンになる等、数々の野球遍歴をお持ちの大谷先生からは、当時のプロ野球が生活の一部として庶民にどれほど根付いていたのか、テレビ以外のメディアや娯楽そのものが多様化する中で、巨人ファンも質的に変化していったこと等について、ご自身の経験も交えながら熱く語っていただきました。

参加学生とのディスカッションでは、「小さい頃から巨人ファンで、野球好きです。自己紹介で巨人ファンというのがためらわれ、『巨人ファンとは仲良くなれないね…』と言われたこともある」「野球は詳しくないが、父が野球好きで家族の中で父だけが巨人ファン。他の家族は阪神。おじいちゃんに巨人ファンと言えば勘当されるくらいの勢いだった…野球に限らず好きなものに対する熱意はすごいと思う」「巨人ファンや元球団関係者、元選手等にインタビューをし、分析して本にまでした徹底ぶりに、アンチ巨人というだけではない、なみなみならぬ執念を感じた」など若い世代なりのプロ野球との思い出が語られました。

大谷先生と同世代の私自身(広島カープファン)もいつの間にかプロ野球を観戦しなくなったな~と思いつつ、「夏の風物詩=ナイター観戦、扇風機、枝豆、ビール、浴衣姿の親父…」のようなイメージはもう過去のものになってしまったのかと感慨にふけっていました。そんな何気ない、けれども懐かしい時間、少しずつですが取り戻していきたいものです…。

次回は、126()16301730に第3回として経営情報専攻の伊藤葵先生をカフェ・オーナーに迎え、「人との繋がりが希薄化している昨今、こんな生き方があってもいいんじゃないか。フィクションだけれど、こんなことができれば世の中はどれほど幸せになるだろうかと考えさせられる1冊」という『詩羽のいる街』(山本弘著)をご紹介いただきます。学生の皆さんは対面(グローバル・カフェ)の他、Zoomでも参加OK(教務課前にQRコード掲示)ですので、是非アクセスしてみてください。

【オンライン画面を見ながら、著書の紹介をする大谷友男先生と参加学生】

【グローバル・カフェでの参加学生たちとのディスカッションの様子】

【懐かしいファミスタの画面と共に…。】

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