Child Development & Education

子ども育成学部

教員紹介

金 仙玉

金 仙玉

KIM Sonoku
役職 准教授
専門分野 障害児の教育福祉
担当授業 児童・家庭福祉論/社会福祉概論/社会的養護Ⅰなど
所属学会 日本保育学会、日本保育者養成教育学会、日本特殊教育学会、韓国特殊教育学会、韓国家族社会福祉学会
経歴 韓国ソウルに生まれ育って、20代後半に来日。名古屋市立大学人文社会学部卒業、名古屋大学大学院国際言語文化研究科多元文化専攻修士課程修了、愛知県立大学大学院人間発達学研究科博士後期課程修了。愛知みずほ短期大学現代幼児教育学科准教授を経て、現在に至る。趣味は料理で特に大アサリの韓国風焼きは自慢。

専門ゼミのテーマ・活動内容

こんな人材を育てたい! 人としては、学生時代は人生において最も生命力にあふれ、可能性に富んだ時代である。この時期しかできないものは何かを考え行動できる人。自分で一番やりたいものを探索する時期でもあり、失敗を恐れず挑戦する人を育てたい。保育者としては、自分の問題意識に基づいて子どもの権利保障を探求する人材を育てたい。

研究活動

研究テーマ 障害児教育・保育における合理的配慮の意義と課題/インクルーシブ教育・保育
主な研究の内容 国連・障害者権利条約の基本理念に関わる鍵概念である「合理的配慮」の意義を基盤として、障害児の教育と福祉、特に知的障害児の教育への権利保障の在り方を探求している。知的障害児をはじめ、法的には権利が認められているとしても自らそれを主張・行使することが困難な者の立場から、「合理的配慮」の意義と課題を検討している。また、韓国をフィールドとしてインクルーシブ教育・保育の実践内容を研究している。

主な著書・論文・学会発表・講演等

著書

・『教師になるための特別支援教育』「第5章人権としての特別支援教育5-3国際的動向(2)韓国」培風館 2020年(共著) 
・『糸賀一雄研究の新展 ひとと生まれて人間となる』「第5部国際的な視点から第14章韓国における障害児教育・福祉保障:糸賀一雄の実践と思想に学ぶ」三学出版 2021年(共著)
・『子ども・保護者に寄り添う子ども家庭支援論』「第14章特別な配慮(障がい,アレルギー,外国籍,疾患等)を要する児童や保護者に対する支援」晃洋書房 2022年(共著)

論文

・「韓国における乳幼児のインクルーシブ教育・保育の現状と課題」愛知県立大学大学院人間発達学研究科『人間発達学研究』第15号 2024年(共著)

・「幼稚園における知的障害児を包摂したインクルーシブ教育の実践方法:韓国『2019改訂ヌリ課程運営支援資料』から」愛知県立大学大学院人間発達学研究科『人間発達学研究』第14号 2023年(共著)

・「日本の教育における合理的配慮政策が韓国の正当な便宜政策に与える示唆」韓国知的障害教育学会『知的障害研究』24(1) 2022年(共著)  

・「韓国のインクルーシブ教育・保育の動向:『2019改訂ヌリ課程運営支援資料』から」愛知県立大学大学院人間発達学研究科『人間発達学研究』第13号 2022年(共著)

・「保育士養成校における『施設実習』指導の在り方検討:子どもの権利条約と改正児童福祉法を通して」愛知みずほ大学『瀬木学園紀要』第14号 2019年(単著)

・「韓国におけるインクルーシブ保育の一考察:全国障害児統合保育園協議会の取り組みを通して」愛知みずほ大学『瀬木学園紀要』第14号 2019年(単著)

・「改正児童福祉法における社会的養護の今後の課題:児童福祉と子育て家庭支援の観点から」愛知みずほ大学『瀬木学園紀要』第12号 2018年(単著)

・「『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の改訂と今後の特別支援教育と障害児保育の課題ついての試論的検討:障害者権利条約を手掛かりにして」愛知みずほ大学『瀬木学園紀要』第12号 2018年(単著)

・「児童福祉法改正における社会的養護の現状と課題:児童福祉と家庭支援の観点から」大阪経済法科大学アジア研究所『東アジア研究』第68号 2018年(単著)

・「保育者のインクルーシブ保育に対する認識:保育者の意識調査の傾向より」愛知県立大学生涯発達研究所『生涯発達研究』第10号 2018年(共著)

・「韓国障害児保育実践マニュアルにみる最新動向」愛知県立大学『教育福祉学部論集』第66号 2018年(単著)

・「これからの障害児保育に求められる『合理的配慮』の在り方を探索する」愛知みずほ大学『瀬木学園紀要』第11号 2017年(単著)

・「障害者教育における『合理的配慮』の意義と課題:韓国の現状と社会福祉的背景」愛知県立大学大学院人間発達学研究科博士学位論文 2016年

・「糸賀一雄の最後の講演:愛と共感の教育 韓国語への仮翻訳にあたって」神戸大学大学院人間発達環境学研究科『教育科学論集』第19号 2016年(共著)

・「韓国の教育現場における『正当な便宜』の運用実態の考察:『合理的配慮』との違いに着目して」国立社会保障・人口問題研究所『海外社会保障研究』第193号2016年(単著)

・「韓国の障害児教育の歴史的展開とインクルーシブ教育の現状と課題」愛知県立大学大学院人間発達学研究科『人間発達学研究』第6号 2015年(単著)

・「韓国における障害者権利条約批准後の障害者の教育権保障に関する一考察:国家人権委員会のガイドラインと勧告の分析を通して」総合社会福祉研究所『総合社会福祉研究』第44号 2014年(単著)

その他の研究業績はresearchmap参照

学会発表・講演等

・療育記録映画「夜明け前の子どもたち」1968を教材に使った大学等での講義づくり (日本特殊教育学会第61大会)2023年

・最近の日本大学における合理的配慮政策整備と韓国への示唆 (韓国特殊教育学会夏季学術大会)2023年

・糸賀一雄「福祉の思想」を受け継ぐ(3)糸賀一雄の魅力を若い世代とどう語り合うか:特別支援教育コアカリキュラム論議ともかかわって  (日本特殊教育学会第60回大会)2022年

・糸賀一雄「福祉の思想」を受け継ぐ(2)『糸賀一雄研究の新展開 ひとと生まれた人間となる』を基にした重症児への眼差し (日本特殊教育学会第59回大会) 2021年

・障害児保育運動とインクルーシブ保育 (日本保育学会第74大会)2021年

・インクルーシブ保育の社会変革的機能について考える:日韓の比較を通して(日本保育学会第73回大会)2020年
                                                                        
・保育者養成校と実習受け入れ機関における障害のある学生の学外実習支援に関する事例検討:共通理解に根差した学外実習支援を目指して (日本保育者養成教育学会第4回研究大会)2020年

・糸賀一雄『愛と共感の教育』を通してみた韓国の教育現場における「合理的配慮」の運用実態と展望 (韓国特殊教育学会春季学術大会)2019

・保育現場における「合理的配慮」の在り方:韓国の教育現場における「合理的配慮」の運用実態を通して (日本保育者養成教育学会平成30年度全国保育士養成セミナー)2018年

・糸賀一雄の『最後の講義:愛と共感の教育』を読み解く (日本特殊教育学会第56回大会)2018年

・韓国における障害児保育の最新動向:全国障害児統合保育園協議会の取り組みを中心に (日本保育学会第71回大会)2018年

・韓国における障害者の教育権保障に関する研究:障害者差別禁止法に焦点を当てて (日本特別ニーズ教育学会第19回大会)2013年

その他の学会発表・講演等はresearchmap参照

出講プログラム情報

出講可能日 要相談
地域社会出講プログラム
講義テーマ例
・「障害の理解」
・「教育・保育における合理的配慮の意義と課題」
高校出講プログラム
講義テーマ例
・「インクルージョンとは何か」
・「子どもの権利条約を知ろう」
・「韓国の障害児・外国籍児童の保育について」
  1. 金 仙玉
大学案内等の資料請求はこちらから
資料請求
Translate »