19年01月31日(木)

高濃度CO2栽培に挑戦!ブロッコリーなど大きく育つ! [現代社会学部]

 環境デザイン専攻の3年生数名が平成30(2018)年度、本学の「夢への懸け橋事業」の助成を受けて、木質バイオマスの発酵を利用した高濃度二酸化炭素による農芸作物の栽培促進研究を行いました。大学のキャンパス内に小さなビニールハウスを2棟作成し、その中でブロッコリーやホウレンソウなどの野菜を育成します。ビニールハウスの1棟にはスギの枝葉を粉砕したチップをフレキシブルコンテナに詰め込んで発酵させる「発酵体」を設置し、他方の何もしないビニールハウスとの育成の差を測定しました。その結果、スギの枝葉を発酵させたビニールハウスでは約1.5倍の成長促進が見られ、大きさだけでなく甘味の強いホウレンソウが収穫できました。この研究結果は現在研究論文にまとめています。

 スギの枝葉などは通常は山林に捨てられる「廃棄物」ですが、これを発酵させればCO2が発生します。植物が光を浴びてブドウ糖を合成する光合成作用の中で、大気中のCO2は原材料となる最重要な物質です。CO2濃度をスギ枝葉の発酵によって通常の10倍以上の濃度に高くすることで光合成が飛躍的に促進され、植物が見違えるほど大きく育つことが今回の実験で確認できました。捨てられている木質バイオマスの有効利用の一つのモデルです。「今年の春からはさらに、実のなる作物(果実性野菜)に挑戦したい」と、学生たちは張り切っています。

(注1)「夢への懸け橋事業」とは、本学学生の自由な発想で発案されたチャレンジャブルな事業に大学が補助金を提供して、学生の取り組みを応援する制度。

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実験を説明する自作の看板

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小さなビニールハウスを設置

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育成中のブロッコリの草丈計測


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スギの枝葉チップを入れて発酵体を作成

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2棟のビニールハウス。右のハウス内に白く見えるのが発酵体


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発酵に使ったスギの枝葉チップ

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2か月後のホウレンソウの生育状況(左がCO2有り)

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2か月後のすべての野菜の生育状況(右がCO2有り)

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