18年05月31日(木)

「日本の動き」で、新聞連載「米騒動100年」取材班に聞く  #14 [子ども育成学部]

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  子ども育成学部の「日本の動き」の授業を受講する1年生8人は、2018(平成30)年5月24日(木)、富山市婦中町島本郷の北日本新聞越中座を訪れ、新聞制作の現場を見学するとともに、第一線記者から貴重な取材談を聞かせてもらいました。
  新聞を主な教材とするこの授業では毎年、同施設の見学を組み入れています。現役の記者から話を聞くコーナーは、ことしが大正7(1918)年の米騒動から100年に当たり、北日本新聞が元日付から「米騒動100年―ひるまず たおやかに」と題した連載記事を掲載していることから、取材班のキャップで社会部次長の室利枝さんにお願いしました。

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  米騒動は、米の暴騰に抗して富山県から全国に波及した民衆運動で、初の政党内閣の誕生や普通選挙運動の盛り上がりにもつながった歴史的な出来事です。
  室さんは、その歴史的意義を「民衆の声が国を動かした。日本の民主主義に影響を与えた出来事」と指摘しました。そして、県東部の漁師町で立ち上がった主役が家族に食べさせる米を買えない「おかか」たちであったこと、「越中の女一揆」といわれる所以は「おかかたちの生存権を懸けた闘い」であったから、と強調しました。
  米騒動で勢いを得た民衆の力によって、明治時代から続く普選運動は盛り上がり、大正14(1925)年には25歳以上の男性だけではありましたが普通選挙法が施行されました。しかし、現代はその権利を放棄する人が増えています。
  室さんは、最近の国政選挙や県知事選の投票率の低さを示しながら、「政治に参加する権利は、先人たちが苦労して勝ち取った。それを放棄するのはもったいない。世の中に関心を持ち、おかしいと思うことには声を上げよう」と呼び掛けました。


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  連載の第4部は、漁師町の「おかか」たちが直面したのと同じ、現代の貧困問題に焦点を当てています。国の生活保護費削減で苦しむ人たちの様子を紹介すると、読者から「私も生活保護の申請を断られた。死を考えたこともあった」などの悲痛な声が寄せられたそうです。富山県は比較的に豊かな県といわれますが、人の生死にかかわる生存権の問題は見過ごしてはならないことを、学生たちは教えられました。

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  施設見学には、今回も十分な時間を割けませんでしたが、最新の印刷技術によるスピーディーな新聞制作について越中座のスタッフから詳しく説明を受け、感心した様子でした。
(文責・荒木良一講師) 

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