デンマーク視察最終日の4日目が終わりました。今日はデンマークの風力発電の牽引役とも言えるVESTAS(べスタス)社と、日本の三菱重工とのジョイント企業であるMHI-VESTAS Offshore Wind 社を訪問しました。
始めに訪れたMHI-VESTAS Offshore Wind社は、年々巨大化する洋上風力発電(海の上での風力発電)の推進と維持管理を行う企業で、日本の三菱重工とVESTAS社により2013年に生まれた合弁会社(Joint Venture)です。ここではMHI-VESTAS社の仕事内容はもちろんの事、デンマークで仕事をする事の意義や仕事の仕方の違いにについても具体的に学びました。
次に訪れたVESTAS社は世界を代表する風力発電機メーカーで、世界の風力発電の最大シェア(16% 以上))を占める世界一の企業です。説明をして下さったのはステファン・スズキ氏の娘さんでもあるLilli-Anne Suzuki Kristensen さんで、風力発電の詳しい仕組みにも触れながら、VESTAS社の仕事内容と考え方について教えて頂きました。
デンマークの風力発電は2020年に向けて全電力の50%を目標に推進されており、2050年には国内の消費電力を全て(100%)再生可能エネルギーで賄う計画としています。この目標に向けて様々な企業がそれぞれの分野で最大の努力を払っていることがよく解かる視察となりました。