物価水準に影響する分散居住
―全国物価地域差指数―

 富山県の2007年の物価地域差指数は、全国平均=100として、97.8であった。都道府県の中では、高い方から25番目と中間的な位置にある。
 ちなみに、100を超えているのは、大都市圏に位置する6都府県のみである。


 大分類の10費目の価格水準について、全国平均との乖離を見ると、光熱水道費の高いのが目立つが、他方で、住居費、教育費などは低い。


 住居費は、家賃が低いのだが、これは、県民が、富山平野にゆとりを持って住んでいることによろう。


 電気ガスについては、電気代は若干低いが、都市ガスが著しく高い。
 都市ガスの高さは、富山平野に分散して居住する世帯に供給していることによるものであろう。



下水道料金
富山県2976
富山市2919
高岡市3020
魚津市2810
滑川市3060
砺波市3150
小矢部市3150
南砺市3360
射水市3040
立山町3150
入善町2520
 水道代は若干低いが、下水道料金はかなり高い。
 下水道料金が高いのは、都市ガスと同じ理由と考えられるが、特に、流域下水道等の大規模施設を構築して下水を集めているため、高さを助長している面があると思われる。


 交通費では、JR以外の鉄道運賃の高さが目立つ。また、タクシー代も高い。
 これは、県民が富山平野に低い密度で居住しているとともに、さらに、自家用自動車の利用と競合していることの影響が大きいであろう。


 教育費については、各種の私立学校の授業料がかなり低くなっている。
 これは、公立との競合が他地域に比べて一層厳しいことによるものであろう。


 その他では、結婚式料が高くなっている。


 以上のように、県民が富山平野に分散して居住していることが、富山の物価水準の特色として強く現れている。

(統計データ)

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(Dec.27,2008)