第4章 堅実な生活
第6節 価値ある暮らし
文化(3)
−−東西文化−−
東西食文化の境界線
−−豚肉消費量−−
東西(江戸と上方)の食文化の違いが語られることがよくあるが、あまり統計的資料を見たことがない。(これは小生の不勉強による。)
しかし、食肉への消費支出について、牛肉と豚肉の比率を見ると、はっきりとした違いが見られる。新潟、長野、静岡以東では、豚肉への支出が多く、石川、岐阜、愛知以西では牛肉への支出が多い。
富山は、こうした差異のほぼ境界線にあり、消費の比率はほぼ全国平均に近いものとなっている。
さらに、富山県内での消費の実態を見ると、県内の東西で明確な差異があり、全国の東西境界線が富山県内を通っていると言えよう。
全国での東西格差が生じた十分な説明仮説を持たない(あるいは知らない)が、東で魚の消費が、西で肉の消費が大きい傾向があり、東には、牛肉のかわりに美味しい魚があるということかもしれない。
しかし、富山県での東西格差はうまく説明することができない。どなたか、仮説をお持ちの方はおられないだろうか(Email)。
なお、県内の文化の東西格差について、東部では治水事業が遅れたため、文化的蓄積が相対的に少ない。
(統計データ)
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(Dec.02,2000.)