趣味の年齢階層別分布
各種の趣味(娯楽を含む)の行動者率について、年齢階層別分布を見ると、幾つかの型に分けることができる。
以下のグラフは目盛りの尺度が著しく異なるので注意が必要である。
若年型1
一般に、若い人ほど、活発に活動しているが、特に若い人で著しく多く、年齢とともに急速に減少する趣味としては、音楽や映画の鑑賞、カラオケ、テレビゲームがある。ゲームセンターも若い人が集まる所となっている。
若年型2
若い人ほど多いが、それでも1〜2割の水準で、40歳代半ばまである程度持続する趣味として、パソコン、パズル、料理がある。また一段落ちて50歳代半ばまで持続する趣味としてポピュラー鑑賞、麻雀、楽器演奏がある。
このうちパソコンについては、時代とともに中高年者に拡大していく可能性がある。ただし、パソコンは他の活動の手段となるものであり、ことさら計上されなくなる可能性も考えられる。
なお、ビリヤードについては、若い人の一部に限られている。
若年型3
若い人ほど多いが、1割以下の趣味として、将棋、模型作り、コーラス、邦楽がある。なお邦楽については、60歳前後で若干の復活がある。
社会人若年型
若い層ほど多いが、20歳前後の若い人では若干低い型の趣味としてドライブ、遊園地等見物、読書、写真、ビデオ撮影、天体観測がある。
これは、経費が嵩む、家族と共に楽しむなどの理由によるものであろう。
持続型
行動者の率は5%以下で低いが高齢まで持続する趣味として収集、書道がある。
これらは、奥が深く、一旦趣味とすると生涯継続できる性格を持つものであろう。
若中年型
若年、中年ほとんど差がない趣味として、ペット、スポーツ観覧、パチンコ、トランプ等、キャンプがある。
ここには、家族が共に楽しめる趣味と、1人で孤独に楽しむ趣味とが混ざっている。
社会人若中年型
20歳前後の最若年を除き、中年まで差がない趣味として、手芸、裁縫、クラシック鑑賞、バードウォッチングがあ。
このうち、手芸、裁縫については、実益を兼ねた趣味といえよう。
中年型
60歳頃まで次第に増加する趣味としては、園芸、美術鑑賞、演劇等鑑賞、日曜大工、邦舞、人形づくりがある。
これらの趣味は落ち着いた生活を楽しむ性格があるのだろう。
高年型
行動者の比率は低いが、高齢ほど多く、最高齢でもある程度行っている趣味として、民謡、囲碁、洋舞がある。
これらは、円熟した人にも継続できる奥の深いものであろう。
なお、陶芸工芸について、中年〜高年まで一定の水準で、最高齢ではする人がいない。
中だるみ型
一旦中だるみがあるもの趣味として、茶道、華道、競馬、競輪等がある。
子育て期において、茶道・華道については、あわただしくて、競馬・競輪等については、範を垂れるべき親として、なかなかやりにくい種類のものであろう。
復活型
最若年で3〜4%あり、一旦低下した後、高齢になって復活する趣味として、詩歌等創作及び絵画彫刻の芸術活動がある。
これは、若いロマンのある人が求める芸術と円熟した人が求める芸術の両極があるのだろう。
(統計データ)
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