第3章 モノづくり指向の産業
第1節 産業構造の転換
これまで、製造業が卓越し、就業者も拡大し続けていたが、バブル崩壊の過程で、産業構造の転換期に入った兆候が見られる。
第1項 産業構造の特徴
2005年の国勢調査では、富山県の就業者の第二次産業の構成比は全国で最も大きくなっている。
第2項 産業構造の転換(就業者数、生産額)
21世紀に入って、第三次産業化が一層急速に進んでいる。
第3項 景気動向
富山県内産業の景気動向については、平成12年に至り、全国同様に回復基調を見せてきた。しかし、年末には既に陰りの兆しが現れている。
1990年代前半までは産業の自律的展開としてサービス経済化の動きが見られた。
その後、一方で、アメリカにおける情報技術等の速い展開の中で、我が国の企業が対応に遅れ勝ちになっている。また他方で、ASEAN諸国さらには中国の経済発展によって、多くの産業分野で、日本国内での活動が急速に困難になりつつある。このような我が国の経済活動は双方からの挟撃の中で、次代への方向が見出せなくなっている。
しかし、新しい技術積極的な開発、導入は経済活動として当然であり、進取の気象を失っては、産業が立ち行かないことは当然である。また、経済がキャッチアップされる事態については、古くはヨーロッパとアメリカとの間に、最近ではアメリカと日本との間にあり、自らの努力は続けつつも、素直に受け入れていく構えが必要である。
新しい産業のイメージは、これまでの狭義の産業活動だけでなく、行政、教育研究機関を始めあらゆる分野の活動でその在り方の再検討が求められている。
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