第5章 ゆとりある郷土
第2節 都市集中と過疎化
第1項 分散居住と都市集中
富山は人々が平野に分散して住んでいるといわれるが、その統計的検証は容易ではない。
そうした中で、都市への人口集中が次第に進んでいる。
第2項 都市の空洞化
人口の流入を受ける中心都市自体は、既に、人口はもとより、産業活動の空洞化も進んでいる。
このため、多様な都市機能の集積が進まず、魅力ある都市の形成が極めて困難になってきている。
第3項 都市計画の課題
都市計画が、県民の日常生活圏の一部で設定されており、これを超えた居住地の広がりなどを制御していない。この結果、都市の集積による魅力を形成せず、拡散による弊害を生んでいる。
第4項 過疎化の進行 (過疎地域の課題 過疎地域の活性化)
富山県のような交通の便のいい過疎地域は、いわゆる逆都市化時代に大きな可能性を持っているともいえる。
しかし、これまでのところ自立できる産業を十分には育ててきておらず、財政改革の時代に過疎化に拍車を駆けるおそれがある。
人口の都市集中、一層の核家族化の中で、都市部での世帯・住宅の増加が見られる。しかし、都市計画は県民の日常生活圏全体を覆っておらず、結果として、都心の空洞化と郊外地での住宅地等のスプロールとが同時に進んでいる。この結果、自動車の利用を前提とした、都市集積のイメージに乏しい、魅力のない地域が形成されつつある。
このため、県民の共通の認識として、富山なりの魅力ある都市のイメージを形成し、スプロールの防止、各種施設の都心立地を図り、都市の再生を促していくことが急務となっている。
他方、過疎地域については、財政事情の厳しい中で、自立の可能性を再検討し、存続を含めた厳しい選択が迫られている。
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(Jan.20,2002.Re-ed.)M