第5章 ゆとりある郷土
第4節 交通の課題
地球環境問題・エネルギー制約の元で、交通のあり方は大きく変わろうとしている。
土地利用のあり方等を含めて、早い時期からの計画的対応が求められている。
第1項 陸上交通(分散型社会の交通、道路の整備状況)
車社会が一層進展しているが、交通事故の問題を始め多くの課題が噴出しており、そのあり方を根元から再検討していく必要がある。
第2項 航空輸送
富山空港は、全国各地さらには海外への定期便の開設ともあいまって、旅客数の増大が著しい。
しかし、太宗を占める東京便については、温暖化対策の展開さらには北陸新幹線の延伸により、いずれJRへの移行が予想される。
第3項 海上輸送
富山県の港湾の利用は、木材、石油関連貨物、石炭が太宗を占めている。これらの貨物は、今後の産業構造の変化の中で大きく変化していくことが予想され、これに対応した基盤の整備を見定めていく必要がある。
分散居住社会で自動車の利用は欠かせない。しかし、際限のない利用の拡大は、地球温暖化、農地の改廃、交通事故の発生、交通弱者の生活の貧困等々、多くの問題を噴出させている。
この結果、当座は一見便利でありながら、長期的に見れば、不便で、貧弱な地域社会の形成が進んでいる。
欧米の幾つかの都市で公共交通のあり方の再検討、再構築が進められているが、富山においても急務である。
広域交通については、その必要性はいうまでもないが、広義の採算性を検討しつつ、厳しく選択していくことが求められている。ただし、地域独自の選択により財政配分ができる状況ではなく、二律背反した言動が避け難い。
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