第3章 ゆとりある郷土
第3節 居住環境

第2項 都市公園
−−充実した都市公園−−


広い運動公園・総合公園
─人口当たり都市公園面積─

 人口当たり都市公園面積について、全国の8.8m2/人に対し、富山県では1.6倍の13.7m2/人と広い。
 都道府県の中では、北海道、宮崎に次ぐ3番目の大きさとなっている。


 富山県の都市公園の整備については、1970年代末から1980年代初めにかけて他地域以上に拡大しており、その後も著しい拡大を続けている。


 公園の種類別では、総合公園、運動公園が特に大きい。特に運動公園については、人口当たりで全国平均の3倍に近いものとなっている。


 都道府県毎の公園の種類別構成を見ても、富山県はイベントに利用するというような汎用的目的を持った総合公園・運動公園の面積が特に大きくなっている。
 これに対して、大都市圏の都府県では、街区・近隣。地区公園といった、日常生活の中での憩いの場となるような公園の面積が相対的に大きくなっている。
 他方、動植物公園、歴史公園など特定の目的を持った大規模な公園の面積がとくに大きい県もある。


(統計データ)

(Feb.20,2011)


(旧分析)

人口当たり公園数・面積

 富山県の都市公園の状況を都市計画地域の人口当たりで見ると、箇所数で1.21箇所/千人、面積で12.0u/人であり、全国でも充実した地域となっている。特に、箇所数については、高知、北海道に次いで多い。
 これは、その整備に努めてきたとともに、土地利用にゆとりがあるためといえよう。


 しかし、都市空間の中での使い易さ、緑の多さという観点から、面積比率を見ると、必ずしもきわだった充実度を示してはいない。
 全国の中で面積比率が高いのは、大都市圏地域であり、これは人口密度が高く必要度が高いことが大きく影響しているといえよう。
 都市公園の充実度は、その必要度とも関連しており、また、質的な面も検討される必要があり、単純な指標で評価することは難い。
(99.01.09.)


数は多いが規模は小さい公園

種類別状況

 都市公園は、都市内での日常的な活動の延長の中で憩いのひとときを得る場所と考えられる。
 しかし、整備目的は多様であり、子供の近隣の遊び場もあれば、スポーツ等の目的でわざわざ出かけていって利用する目的的な施設もある。公園の現況を評価するには、これらを区別して検討していくことも必要であろう。

 都市公園の整備状況について、富山県と全国の水準を種類別に比較すると、人口当たり箇所数は、風致公園を除きいずれも富山県の方が多い。これに対して1箇所当たり面積は、地区公園及び総合公園を除きいずれも富山県の方が小さい。
 このように富山県の都市公園は、地域住民の要望を受けながら数多くの公園が作られているが、一箇所当たりの規模は小さくなっているといえる。ただし、このこと自体は、アクセスの良さ(行き易さ)と質の良さ(広さ)が拮抗しており、善し悪しの評価は即座にはできない。


 公園の種類別の総面積の構成について、富山県と全国を比較すると、富山県では総合公園の比率が極めて高く、逆に特殊公園等の比率が低い。


 さらに、都市公園全体を日常生活の中に位置付けられる住区基幹公園、都市地域全体の利用施設として位置付けられる都市基幹公園等、及びその他の特殊公園等の3つに区分して、各都道府県の面積構成比を比較すると、富山県では都市基幹公園等の比率が全体の64.4%で全国で4番目に大きい。



都市公園等の規模・富山県
平成9年3月末
 市町村立その他
箇所数1.315 9 1,324
面積 ha1,070 250 1,320
平均面積0.81 27.78 1.00
財・地方財務協会「公共施設状況調」により作成
 富山県の都市公園を市町村立とその他(県立)に分けて見ると、1箇所当たりの面積に極めて差がある。これは、県立公園は広域的利用を前提としているためである。
 そして富山県では県自体が他県以上に公園整備に努力しているといえよう。
 具体的には、運動公園が主体であり、他に太閤山ランドと県庁前公園がある。県庁前公園を除けば、いずれも目的的な施設といえよう。
(99.01.23.追加)


(統計データ)


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(Feb.20,2011.Rev.)