遺跡出土品は、富山県埋蔵文化財センターで保管されています。
2009年の年初(2月3日〜4月26日)には、富山市北代縄文館のミニ企画展で展示されていました。
なお、富山県埋蔵文化センターホームページの中にある
富山県のおもな遺跡の解説で、
東黒牧上野遺跡が紹介されています。
また、同ホームページのバーチャル博物館の
旧大山町関連遺跡のサイトで
東黒牧上野遺跡の出土品の一部が展示されています。可愛らしい土偶などがありますので、是非一度覗いて見てください。
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県指定史跡
東黒牧上野遺跡
縄文時代中期(約4000〜5000年前)の集落遺跡です。
広さは約3500m2あり、発掘調査で保存状態の良い住居跡が44棟確認されました。
第1号住居跡は、8.2m×6.2mの楕円形で、44.3m2の住居跡です。この住居跡に屋根を支えていた柱の跡が10個あります。それぞれの柱の近くには、棒状の自然石(長さ45〜75cm・直径20〜33cm)が2個ずつ置かれています。柱とそれらの石はなんらかの関係があるようです。国指定史跡直坂遺跡にもこのように石を置いた例がありました。住居跡のほぼ中央には、川原石を方形に並べた2m×0.9mの大きな石組炉があります。
この遺跡からの出土品には、縄文土器、土偶、磨製石斧、石錘、擦石、石鏃のほか、まじないなどに使われたと考えられる三角とう形土製品が出土しています。
東黒牧上野遺跡は、富山県の縄文時代中期の集落の様子を知る上で重要な遺跡といえます。
平成19年3月
富山県教育委員会
富山市教育委員会
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現在は、樹木がかなり繁茂しています。
誰か観察路の開拓をしてくれる勇士はいないでしょうか。
ただし、実践の際には、考古学者のアドバイスを得てください。
追記;2009年に外周を巡る山道「縄文新道」が開設されました。
夏季は、ススキ等の雑草が生い茂り、ちょと入り込む気がしない。しかし、冬の雪解け後であれば、枯れた草も地面に張り付いており難なく入り込める。
何かの遺構なども見え、探検するのも面白そうだ。
(発掘のあった縄文遺跡は、現在のグランドと林の中のどの当たりであったのか、何らかの方法で確かめたいと思っている。)
(Jan.21,2009)
参考文献―関連調査報告書―
1 大山学園都市建設に係る埋蔵文化財試掘調査報告 東黒牧上野遺跡 東福沢遺跡
富山県埋蔵文化財センター/編 大山町,大山町教育委員会 1989
2 富山県大山町東黒牧上野遺跡A地区発掘調査概要 富山県埋蔵文化財センター/編
大山町,大山町教育委員会 1990
3 富山県大山町東黒牧上野遺跡G地区発掘調査概要
学校法人富山国際学園富山国際大学地域学部増設建設に係わる埋蔵文化財発掘調査
(大山町埋蔵文化財調査報告,第10集)
富山県埋蔵文化財センター/編 大山町,大山町教育委員会 2000
4 東黒牧上野遺跡A地区 町道東黒牧上野山線改良事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告
富山県埋蔵文化財センター/編 大山町,大山町教育委員会 1995
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縄文の食糧
ドングリは、粟や稗を補う大切な食糧であったとされる。
ただし、富山県はいろいろなドングリ(ぶな科)の木の自生の北限より少し北に位置しているようだ。
このため、コナラ、ミズナラ、ブナが主なものとなるが、このうちミズナラ、ブナは、東黒牧より標高の高い地域で自生しており、当地では、もっぱらコナラのドングリが中心である。
クリがどれくらい手に入ったかは定かではない。
(Oct.21,2008)
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