『富山国際大学を囲む自然』トップページ

縄文新道への誘い

 富山国際学園東黒牧キャンパスの東側にはグランドがありさらにその外側が林に囲まれている。このグランドと林地は、台地の端にあたり、縄文時代から人が居住してきた恵まれた環境の地である。
 この台地の最端、崖際が学園敷地の境界線であり、このほど、北野先生の手によって、山道が開拓された(北野先生、どうもありがとうございます)。
 これを「縄文新道」と勝手に名付け、以下紹介させていただく。
 ただ、現在は、冬枯れの時期であり、往来には好都合なのだが、植物等を楽しむのはちょっと限界がある。しかし、芽が膨らみ、ほころびつつあり、観察し続けると、結構、面白そうだ。
 以下は、現時点なりのとりあえずのまとめです。

(Mar.05,2009)

各論編
本ページは以下の内容を統合したものです。
テーマ毎の内容は以下のページを見てください。
 経路
 林相
 常緑樹
 樹皮
 冬芽
 
 動物
 雪原散歩


経路に沿った案内 東側入口から西側出口へ


縄文新道入口
 上滝方面へ抜ける道路で下り坂が急になる地点、縄文遺跡の案内板の少し東側が新道の入口となる。道路端の標柱が目印になろう。
 また、崖の斜面の杉林が始まっていることでも場所は分かりやすい。
 ここから、崖際を半周して、4号棟東側のクラブの道具置き場が並んでいる裏に出る。つまり、グランドの外側を大きく回り込むコースである。
 普通に歩いて20分弱であろうか。
 冬季で、草が茂っていない現時点であれば、革靴でも一応歩くことはできる。

(Mar.05,2009)




東側入口境界柱
 これは入り口の柱で、しっかりしたものとなっている。
 境界柱は、敷地境界線上の要所毎に、古くてセメント製の粗末なものが埋められている。

(Mar.05,2009)




ミヤマガマズミ
 入口周辺の道路沿いには、林裾の樹種がいろいろとある。
 林の中よりかえって多いかもしれない。

 この芽はミヤマガマズミかと思うが、同定にあまり自信がない。

(Mar.05,2009)




開花

 この芽はミヤマガマズミかと思うが、同定にあまり自信がない。

(Mar.05,2009)




キンキマメザマラ
 春早くから林中で咲くサクラである。
 花柄がほとんど見えず、同定にちょっと不安がある。今から伸びるのであろうか。

(Mar.09,2009)




ハシバミの類?
 同定には全く自信がない。
 太く垂れ下がったのが雄花、芽から赤く覗いているのが雌花。


(Mar.13,2009)




オオバクロモジ
 クロモジの類であるが、この地ではオオバクロモジなのだと思う。
 4月になる前に花が開くだろう。

(Mar.13,2009)




オオバクロモジ
 開花は中旬になった頃だった。

(Mar.13,2009)




エゴノキ
 副芽があり、間違いないだろう。

(Mar.13,2009)




アカメガシワ
 緑色もかなり混ざってきたが、最初は赤い葉のみで、樹の名前の由来となっている。

(May.12,2009)




ヤマツツジ
 学園内の路上では、園芸品種のツツジが咲き誇っているが、林の中では、ヤマツツジが咲いている。

(May.12,2009)




東側入口付近
 冬季でも緑樹がかなり多い。
 林床には、アオキ、ヤブツバキなど、このあたりでの定番の樹種が繁茂している。
 ハイイヌツゲなどもある。
 若干高い木としては、ソヨゴ、ヒサカキが何本もある。

(Mar.10,2009)




アオキ
 この付近の林床木の定番である。
 春先は、赤い実を付けている。

(Mar.05,2009)




ソヨゴ
 葉の縁が波打っているので見分けやすい。
 秋には赤い実を付ける。

(Mar.05,2009)




ヒサカキ
 もう、白い花が開いている。

(Mar.05,2009)




ヤブツバキ
 同定がちょっと不安だが、ヤブツバキであろう。
 花の少ない時期に、しっかりと花をつけている。

(Mar.05,2009)




東側山道
 西側(左側)が境界内で、地形は、若干の起伏はあるが、概ね平坦で、コナラを主体とした林となっている。
 東側(右側)が境界外で、急な下り斜面となっており、スギが植林されている。


(Mar.10,2009)




カモシカ
 縄文林の主の登場。


(Mar.31,2009)




コナラを主とした林
 コナラ以外の樹種もいろいろとある。
 しかし、新道の入口(東端)から北側は、スギ林から直接台地につながっており、人の手が入っているため、樹種が限られているような気がする。
 西側とは若干違った林相である。

(Mar.05,2009)




コナラ
 深い、縦縞模様が特徴。

(Mar.05,2009)




コナラ
 コナラの新緑は、白い独特の色。
 陽春にそよぐ様がすがすがしい。

(Apr.22,2009)




コナラ
 新葉はかなり白い薄緑。

(Apr.22,2009)




コナラ

 カシナガキクイムシの侵入が始まった。
 今夏か来夏は立ち枯れの木が出始めるのだろうか。

(Jul.17,2009)




コナラ
 おが屑の匂いがただよっている。


(Aug.20,2009)




コナラ
 ついに、立ち枯れが始まった。


(Aug.20,2009)




散花
 小径一面に、薄紫色の花が散っている。

(May.12,2009)





 周りを見ると、太い蔓がコナラを伝って上っている。
 この蔓はS字巻(左上がり)であろう。とするとノダフジとなる。

(May.12,2009)




藤の花の開花
 さらに見上げると、樹冠近くで、フジの花が咲いていた。

(May.12,2009)




シロダモ
 幼木が沢山あるのだが、成木が見つからない
 秋の赤い実を小鳥が啄ばみ、運んでくるのであれば不思議ではない。

(Mar.05,2009)




スギ林
 敷地の外側、斜面上に植林されている。

(Mar.05,2009)




スギ
 剥離する薄い表皮が特徴。
 これも常緑樹に違いない。針葉樹は常緑が一般的(要確認)。

(Mar.05,2009)




東側中間
 コナラにアカマツがかなり混ざった林となっている。

(Mar.10,2009)




アカマツ
 常緑であるが、緑の葉は通常の目線では見当たらない。

(Mar.05,2009)




リョウブ
 スギ、アカマツに混ざって、いろいろな中程度の高さの木も多い。

 リョウブは、粗い島模様で赤褐色が基調の樹皮を持つ。

(Mar.05,2009)




リョウブ

 この時期、林の中に入るとリョウブの香りがする。
 頭上で咲いているのだが、散った花びらとこの香りで咲き始めていることがよく分かる。
 花にはいろいろな虫が集まっているのだろうが、これは高くて確認しにくい。

(Jul.16,2009)




ネジキ
 剥がれそうな表皮と捩れた縞模様が特徴。

(Mar.05,2009)




北東角
 崖側には竹林が続いており、次第に境界内に侵入してきている。
 長期的には、竹林が優勢になるのだろうか。

(Mar.10,2009)




モウソウチク
 学園で、筍も採れるのだ。
 民法の規定では、越境してきた柿は、取ってはいけないが、竹の子は取ってしまっても構わないと考えられるようだ。
 さらに、敷地内に何本もの竹さえ生えており、採取すれば、学園の所有物としてよいことに間違いない。
 ただし、学園内の個人が隠匿することには、留保が必要であろう?・・・乱獲しない限り不問らしい。

(Mar.05,2009)




タケノコ1
 2日前に芽が出たのを見つけていたのだが
既に掘られていた。

(Apr.30,2009)




タケノコ2
 近くにに別のタケノコがあるのだが、学園敷地よりちょっと外。
 これを掘り出すのは窃盗となりそうだ。

(Apr.30,2009)




南側東寄り
 細い潅木が林立している。
 この灌木の南側がグランドに近く、開けており、夏はススキが生い茂っている。優勢な樹木が育たないのだろうか。

(Mar.10,2009)




南側中間
 アオキが主体でヤブツバキが混ざる。

(Mar.10,2009)



ミョウガ
 誰も取っていかない。

(Aug.06,2009)





北西角
 グランドの野球のバックネット裏の位置。
 開けてササが茂っている。

(Mar.10,2009)




ササ
 (まだ、種名を確かめていない。)

(Mar.05,2009)




アカメガシワ成木樹皮
 この木は、林地で切り開かれた場所にすぐ生えてくる。
 大きく育つ前に、不用の木として伐採されてしまうことが多く、このような樹皮を持つまで育った木は、あまり見かけない。


(Mar.10,2009)




タラ
 この木も、林地で切り開かれた場所にすぐ生え、学園内の随所にある。

(Mar.10,2009)




タラ
 もう直ぐ新芽が開いて収穫できそうだ。

(Mar.30,2009)




タラ
 ちょっと日を置き過ぎた。
 あまり人が入らないところだが、誰かが収穫している。

(Apr.17,2009)




ヌルデ
 グランドの北側直近にあった。

(Mar.13,2009)




北西角崖下への道跡
 石積みらしいものも見られる。
 かつて、台地と平野をつなぐ道があったのであろう。
 いつか、下ってみよう。

(Mar.10,2009)




境界柱
 「公」の刻印はどんな意味なのだろうか。
 かつて国有地であった名残かもしれない。

(Mar.10,2009)




西側中間
 新道の西側では、台地が一段落ちた場所があり、さらに西側は急な崖で杉林が途絶えているため、樹種が幾分豊富なようだ。
 コナラが主体だが、モミジ等も混ざっている。
 葉が茂ったところで各樹木を確かめたい。

(Mar.10,2009)




倒木
 強風が吹き、かなり大きな木が倒れ道をふさいでいた。
 (この2日後には、もう排除されていた。ボランタリィな管理者には頭が下がります。)

(Apr.21,2009)




コナラ
 大きく育つ木は、何万本に1本もあるのだろうか。

(Mar.31,2009)




ソヨゴ
 昨年1年間育ったものだろうか。

(Mar.31,2009)




アオハダ切り株
 多分、アオハダの切り株であろう。
 かなり育った木だが、樹皮に緑色の部分が見える。
 「簡単に表皮が剥がれ、緑色が見える」との解説が多い。しかし、簡単に確認することはできないが、同定が間違っているのだろうか。

(Mar.10,2009)




アオハダ
 冬芽から見て間違いないと思う。

(Mar.13,2009)



アオハダ
 この時期に、
平地で、地面に散らばっているのは、
エノキだが、
ここではアオハダである。

(Aug.06,2009)





コナラの芽生え
 小径を切り開いたところに、コナラが沢山芽生えてきた。
 このままにしておけば、次第に淘汰されて、潅木から中木林、高木のコナラ林と変わっていくのだろうか。

(May.272009)





ササの芽生え
 ササも芽生えている。
 頻繁に手入れをしないと直ぐ藪に戻ってしまいそうだ。

(May.27,2009)







エゴの木の落下
 幹が並んで立つ高木林の中では、木の種類が分かり難いが、落下を見て、エゴノキも思いのほか多いことに気付く。

(May.27,2009)





エゴノキの満開
 上の方を見ると、確かにエゴノキが満開となっている。

(May.27,2009)






ヒヨドリ
 この当たりは小鳥も多そうだ。
 これは、長期間観察しないと確認できない。

(Mar.10,2009)




西側入口付近
 ヒサカキ、ハイイヌツゲ等が茂り、中へ入って行くことをためらわせる。

(Mar.10,2009)




ハイイヌツゲ
 この比較的大きな木もある。

(Mar.10,2009)




西側出口
 ここらであれば、新道の存在が分かる。

(Mar.10,2009)




西側出外
 一番西側のクラブ道具置き場(写真左側)の後方が入口だが、道路を通っていても気づかない。

(Mar.10,2009)



(Mar.14,2009)